ぽん'sルーム
わりと大はしゃぎ系ぽんずと、ぽん's愉快で愛しい仲間たちとの素敵な日常をぽちぽつぽちぽつ語った日記。
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虐待~愛情か、それに非常に近しい暴力~


先日、自分の子どもに対して、「ついカッとなって」暴力をふるってしまう、そんな母親の心境に近いものを感じました。



お仕事中のある日のことです。わたしは、覚えたばかりの仕事(大型機械の各種エラー処理)を任され、意気揚々とケーキを包装していました。
わたしの担当している大型機械は、ケーキをまとうセロファンを配置する機械です。
初めは、機械エラーが出る度、
「ああ、よしよし、この子(大型機械)は、あたしがいないとだめなのね、あたしが傍でなだめててあげないと動けないのね」
という、いわば親のような心境でエラー解除に励んでいた私ですが、1分おきにエラーを出されて、私は次第にイライラしてきました。



30分おき、や、1時間おき、ならばルーティンワークとして仕事に組み込んでしまうのですが、1分間に1度、というのは非常に微妙です。1分あれば他のデスクへまわって他の仕事ができないこともない、しかし早く元の場所へ復帰してエラーを解除しないと、生産量が少しずつすこしずつ落ちるんです。




初めのうちは意気揚々と自分がようやくマスターした仕事に励んでいたくせに、39回目のエラーを処理しようとしたころでしょうか。なんだかもう無感動になって機械的に(いや、相手は機械なのですが)処理してしまい、周囲への配慮がなくなっていたのでしょう。
「ザズっ」とも「ザザッ」ともつかないもろい音が響き、その瞬間、機械の中にあったケーキが、あたしの出す指示を忠実に行う機械によって、無残にも粉砕されました。それはもう、あっさりと軽々と。まるでケーキの上からいちごがことりと倒れるより簡単に、一瞬の出来事でした。





わたし、お菓子が好きで、お菓子屋さんになったはずなのに。
夢がかなったはずなのに。
どうしてお菓子を作る機械に対してイラっとしてしまったの?
どうしてお菓子を破壊してしまったの?
どうしてこんなにせつないの?






児童虐待の記事を紙面で見かける度、子どもを虐待してしまった親はこう言っているようです。
「つい、イラっとして、カッとなって。」
そんなのは、理由にはならない。




DVの話をします。あたしは、恋人に、暴力をふるってしまうことが多々あります。
甘えているはずが、じゃれているはずが、なんだか暴力に発展してしまうのです。
好きだから、わざとひどいこと言っちゃう。
好きだから、いじめてしまう。(小学生じゃあるまいし。)
好きだから、プチ暴力を続けてしまう。
これはあたしが当事者で、しかも一応女の子だから、ブログのネタになるくらいで済みます。でもこれが性別逆だったら、結構深刻な事件だと思います。






「好きだから、愛情表現として、暴力をふるってしまった」
DVの加害者男性の言葉です。
あたしは、暴力ふるう男性はだいっきらいです。暴力は愛情じゃないと思います。




でも、暴力と愛情が、非常に近しい場合もあるんです。
犯罪者と一般の人を区別しているラインが、非常にあやうく儚いことだってあるんです。
村上春樹先生の作品を読んで、そんなことを考えていましたとさ。
おしまい。

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